今日はまずちょっと業務連絡を💡
10/26(土)の乗馬イベントですが、
申込締切が当初明日11日になっていたところ
本日10/10(木)締切に変更になっております!
参加ご希望の方は今日中にお忘れなく!
…というコトで本題に移りますが、
今日も引き続き名寄のお話。
今回はコチラにお邪魔しました!↓名寄産業高校。
現在名寄市内には高校が2つあって
コチラはもう1つの高校になります。
ココを訪れた詳しい理由については後ほど
まずは八丁正樹校長(右)にご挨拶。名寄産業高の歴史について、
校長先生から解説していただきました。
名寄市には、合併した旧風連町も入れると
昔は高校が5校あったそうです。名寄産業高はそのうちの3校が
統合して設立された高校で、
元は家政科の女子高だった名寄恵陵高と
名寄工高が統合。
さらにその後名寄農高が合併して、
2009年に現在の名寄産業高になりました。
しかし、残念ながら生徒の減少が進み
今年度一杯で閉校して名寄高と統合予定😢
そこで6月末、閉校行事の一環として
全校生徒と教員の皆さんが
エスコンに観戦に来たんですが、
実はその時、僕が名寄で活動させて
いただいてる縁もあるということで、
一緒に写真撮影したりしてたんです↓ 校長室にもその時の写真を
しっかり飾っていただいてました↓そしてなんと!
2年前、中標津農業高校で取材した時
教頭先生として応対いただいた
佐藤麻美先生が、その後異動して
現在はこの名寄産業高になんという偶然!
コレは一度ちゃんと訪問して、
さらに閉校の際にも何かしらしたいね、
というコトで今回の訪問となったのです
それでは生徒達に「再会」するために
校舎内巡回へ出発
来春閉校なので生徒は現在3年生のみ、
計32名だけになるけど、
多い時は全校生徒が300名近くいたそうで
校舎やグラウンドはかなり広い
産業高は機械・建築システム科、生活文化科、
酪農科学科の3学科がありますがまず機械・建築システム科機械コースの授業へ。授業と言うより実習ですね~。「鎔断」(ようだん)ていうらしいけど、
こうやって金属を切ってく作業。
熔接の逆になるのかな?
続いて機械・建築システム科建築コース。コレは何してるの~?「CAD」といって、コンピュータ上で
製図してるみたいですね。
今ってこうやって製図してるんだ~?
そして生活文化科の調理実習にも潜入コチラは大半が女子のクラス🌸何かコネコネしてますが…ベーグル作ってるらしい🥯サインも求められて… だいぶ華やかなリアクションでした♪
さて、学校訪問は以上の予定でしたが
実は名寄産業高の校舎は
2つに分かれているのです。
↑でお邪魔しているのは「本舎」と呼ばれて
元・名寄工高だった校舎になります。
但し酪農科学科は農業実習があって
どうしても農場が必要になるため、
元・名寄農高だった校舎と敷地が現在も
「名農キャンパス」として残ってるんですね。
酪農科学科の生徒は4名のみ。
せっかくの機会だし会いに行こう!となって
急遽車で5分ほど離れた名農キャンパスへ
名農キャンパス校舎に到着!
コチラも校舎はかなり大きい 敷地もかなり広くて、
いろんな農業施設も備わってます。生徒達は裏手の広~い農場で作業中でした。会いに来たよ~!何やら収穫作業中?と思ったら…スイカでした🍉コチラでも無事に写真撮影完了📷
産業高の生徒達は大半が地元出身ですが、
この4名のうち2名は道北の幌延町から
進学してきたとのこと。↑名農キャンパス内にはこんな立派な
学生寮もあったんだけど、
生徒の減少に伴い2年前に閉寮。
幌延からの生徒さんは下宿生活だそうです。
なんかせっかく施設が充実してるのに
実にもったいないな~…💦
ちなみに閉校後、本舎は名寄東中学校が
移転して使われる予定だけど、
名農キャンパスの方は広すぎて
引受先がまだ見付かっていないそうです
…というコトでひとまず学校訪問は終了。
せっかくのご縁なので、来年3月の
閉校式の時にはまたお邪魔したいな、
などと考えてます
ちなみに産業高は名寄高と統合、と言ったけど
今ある学科がそのまま移行する訳じゃなくて、
コンピュータ系の学科が新しく出来るので
産業高の歴史がそのまま引き継がれる、
というイメージとは違うようです😢
ココに限らず道内の高校の多くは
生徒数が減ってきていて、
昭和63年(1988年)には高校生が
全道で92,000人いたのが、
現在では半分以下の42,000人くらい。
将来はこれが3万人台に突入すると
言われてるそうです。
生徒が減ると高校の再編が進むことになるけど、
学校がなくなるとまちが衰退してしまう💦
それはまちにとっては死活問題なので、
各市町村は何とか高校存続に向けて
通学費や入学祝金などの補助を用意したり、
野球やスキーなど部活動を強化するなど
特色を出すよう工夫してるみたいですね。
生徒数=人口の減少は否めない現実だけど、
いろんなことを考えさせられた1日でした。