今日からまた浦河のお話に戻ります。
「浦河の気になるお店」シリーズ、
大黒座さんに続く第2弾は…こちら!町で人気のパン屋さん、「ぱんぱかぱん」。
浦河の市街地から札幌方面にちょっと戻ると
堺町という大きな集落がありますが、
国道の左手に↑の看板が見えます。
お店は国道沿いではないので
「え、どこ?」と一瞬迷いますが…
この看板の角から海側にちょっと入ると…ありましたー!😆
コチラがお店の外観になります。僕らが訪れたのは土曜日のお昼前でしたが、
駐車場には車がいっぱい😳
早速お店の中へ。お~!美味しそーなパンがいっぱい♪ そして気になるのは、
お店の奥にあるイートインコーナー。カウンター越しに広がる大海原!🌊この絶景を見ながら食べるパンは
絶対美味しいに違いない!👍
ちなみに窓の向こうにベンチが見えますが…オモテはお店の庭になってて、
夏になれば、ココにテーブルや椅子、
パラソルなんかを出して
みんなでランチが楽しめたりするらしい♪こりゃ、夏もまた来るしかないね😁
お店が落ち着いた昼下がり、再度店にお邪魔して
詳しいお話をうかがいました。お相手は店主の以西(いさい)明美さん。
「ぱんぱかぱん」は、オープンが1994年。
今年で27年目になりますが、
この場所にお店を構えてからは16年目だそうです。
以西さんは元々、浦河のご出身。
子どもの頃からパンが大好きで、
パン屋さんになりたい!と夢見ていたものの
夢は夢のまま、社会に出てからは
15~16年ほど、日高管内で栄養士の
お仕事をされていました。
しかしどうしても夢を捨てきれず、
35歳の時一念発起してパン屋さんを開業。
僕の中の勝手な想像では、普通パン屋さんって
どこかでパン作りを勉強するとか、
どこかのお店で何年か修行を積むとかしてから
お店を開くイメージ持ってたんだけど、
以西さんはなんと独学だったらしい😳
もちろんそれは簡単なことではなく、
様々な本を読んだり、
道内各地のたくさんの店を自分の足で廻って
塩加減であったり、食感であったり、
パン作りのためのいろんな要素を
自分自身で研究されていったそうです。
お店を開業してからも、軌道に乗るまでは
やっぱり苦労はされたみたいだけど、
前職の栄養士時代、ずっと人に
「伝える」「教える」ことを数多く続けてきた
経験を活かして、町の人達を相手に
店内でパン作り教室を積極的に開くなどして、
次第に口コミで顧客を増やしていったそうです☺
パン作りも最初の頃は、なかなか
自分の納得できる出来には
ならなかったらしいけど、
お客さん達からの感想などを元に
だんだんと腕を磨いていったらしい。
今は町内はもちろん、週末には
札幌・苫小牧・帯広方面などからも
お客さんが訪れる人気店になったけど、
こうした経験から、以西さんは
「お客さんに育ててもらった」と、
常にお客さんへの感謝を忘れません👍
お店の人気商品を聞いたところ、
一番人気はまずクリームパン。
(上の写真に写ってますね😆)
それから数種類ある食パン🍞とか
いちご酵母を使った酵母パンなんかも
人気らしいですよ😉こちらは酵母パンの一種、
「カンパーニュ」になります☝
以西さんのパン作りにおけるこだわりは、
できるだけ地元で採れた素材を使うこと。
道産の小麦粉はもちろん、他の素材も
まずは浦河産を使用。
→それが厳しければ日高管内産。
→更に厳しければ北海道産。
→またまた厳しければ、少なくとも国産。
…といった感じで使用してるらしいです。
材料やお店で働く人材を含め、
地域の方々を支援したい、という強い気持ちが
そのこだわりを生んでるんですね☺
以西さんが毎朝仕事を始めるのは、
なんと夜中の2時!😱
パン屋さんは朝早いイメージあったけど、
まさかそんなに早いとは💦
お店が開くのは朝10時なんで、
それまで8時間もあるんだけど、
「仕込み」にあたるその時間帯が一番忙しく、
あっと言う間に過ぎてしまうらしい。
毎日起きるのは…1時半頃😱😱
さぞかし早起きがツラいんじゃないか…
と思ったら、そんなことは全くなく
毎日美しい夜空や朝焼けを見れるのが
喜びなんだとか✨
お店は毎週日・月曜日がお休み。
つまり土日の夜だけは、目覚ましをかけずに
寝られるらしいですよ(笑)。
以前は歯科技工士をされていたご主人も、
10年ほど前に退職して、
今は一緒にパン作りをされてるそうです☺
お店のオープン当初、子どもだったお客さんが
今は大人になって自分の子どもを連れて来る。
そんな喜びがある、って仰ってたのは、
僕も長いことマスコットやってて
すごく共感できる部分だったなー👍
お仕事が忙しい中、貴重な時間を割いて
取材に答えていただいた以西さん。
言葉の端々に、パン作りに対する情熱と
地元の人々やお客様に対する
感謝の気持ちを感じました👍
やっぱり、「好き」ということは
何物にも勝る才能なんだな、って思いましたよ。
まさにリスペクト!
お店は決して大きくなくても、
お客さんに「お店が開いててよかった」
と思ってもらえる存在であり続けたい、
と仰っていました。
どうかお身体には充分気を付けて、
このステキなお店を長く続けていってくださいね😉
僕もまたこっそりパンを買いに行きます!😋
お店のサイトはコチラをぜひチェック!