これまで当プロジェクトの記事で
何気に好評をいただいてたと思われる
「○○町の気になるお店」シリーズ。
浦河ではまだ紹介できてませんでしたが、
遅ればせながら始めたいと思います(笑)。
まず第1弾として、僕がずっと気になってた場所。こちらの映画館「大黒座」です。
大きな街にあるシネコンとかが主流の昨今、
そもそも地方の町の映画館って
なかなかないと思いません?
実はこの大黒座さん、
2012年の212ロケでもお邪魔してたんだけど、
一度ちゃんとしたお話を聞いてみたいな、
ってずっと思ってて、
やっと今回実現したという次第。
まずはロビーにお邪魔しまーす。こんな雰囲気。
こじんまりとしたロビーに、
たくさんのパンフやポスター。
なんかフンイキありますねぇ…😆 これは過去に上映された作品の数々かな?こちらは来月(2月)上映予定。名のある方々の色紙も多数。
大林宣彦監督とかもコチラに来館して
トークショーしたことがあるらしい😳館内はこんな感じ。座席は全部で48席。
今はコロナで間引きしてるから、
実質半分の24席になりますね。
では、詳しいお話を聞いてまいりましょう!こちらが館主の三上雅弘さん。
上映時間の合間のわずかな時間をぬって
取材に答えていただきました☺大黒座は、創業が大正7年(1918年)!
今年でなんと創業103年になります😳
三上さんは4代目の館主になるそうですよ。
人口約1万2千人のこの町で、
今なおこの映画館が存続している秘訣は?
僕がずっと聞きたかった質問をぶつけてみました。
…三上さんは飄々とした感じで、
「コレです!」
という明確な答はなかったんだけど😅、
ひとつには「良い映画」を選んで
上映してることかな、とは仰ってました。
確かに、さっきロビーに貼られてた
ポスターとかを見てたら、
いま大きな話題になってるような
「大ヒット作品」は見当たらなかったけれど、
いかにも玄人好みな作品群でしたね。
別にヒット作を避けてる訳じゃないんだけど、
いろんな大人の事情で、最近は
こういった小規模な映画館で
大きな作品は上映しづらいらしい💦
でも僕は、あんまり派手なCGとかアクションより
色々考えさせられるヒューマンドラマ的な
映画が好きなので、大黒座のラインナップは
好みに合いそうな気がします👍
それと、この館内の雰囲気というか空気が
どことなく「身近さ」を感じさせるのが
人を惹きつけるポイントなんじゃないかな、
と思います。
実はこの大黒座には、
「大黒座サポーターズクラブ」という
支援団体が存在したり、
札幌からわざわざ日帰りで大黒座まで
映画を見に来るバスツアーがあったりと、
根強いファンが多くいるのです。
僕もそうなんだけど、
「ココに一度映画を見に行ってみたい!」
って思う方が、それだけいるってことですよね😉
ちなみに、映画館の座席は
真新しいキレイなシートが張られてますが…こちらも2年前、旭川のとあるファンの方が
全額寄付してくれて張り替えたそうです😳三上さんへの取材は、
上映の合間のほんの15分間ほど。
その間も次の上映を見に来たお客さんの
受付などをこなしながらのお話でした💦
今は三上さんと奥様のお二人で、
受付から映写機の操作まで全てを
やっているそうです。
それでもやっぱり映画館の収入だけでは
やっていけないそうで、
現在は副業としてクリーニング店も
経営されているとのことでした。
三上さんも今年70歳を迎えるそうですが、
ご自身のお子さんにはこの仕事は勧められない。
仮に誰か映画館を継ぎたい、
という人が現れたとしても、
映画館は簡単にできることではないので、
相当な覚悟が必要だと仰っていました。
昔は220席あった映画館ですが、
大きいと暖房費もかかり、
約20年前にこの規模に建て替えたという大黒座。
ウィズコロナで「密」が避けられる今後、
逆にこういう小規模な会場に
スポットが当たれば良いな、と思います☺
昔の面影を残すこういう場所が、
町からなくなってしまうのは寂しい😢
それは三上さんご自身が一番感じているので、
これからもできる限りこの映画館の経営を
続けていきたいということでした。
大黒座の映画チケットは
ふるさと納税の返礼品にもなってますし、
入会受付してるみたいですよ😉
もしご興味ある方いましたら、
↑のリンク(青字)をぜひチェック!
大黒座のサイトもコチラになります。
僕もぜひ応援させていただきますね✊
余談ですが、212ロケの時に会ったこのにゃんこ↓まさかもういないよな~、と思ってたら…同じ子?🐱
三上さん曰く、「たぶん違う」らしいw
明日・明後日は滝川→釧路へと
弾丸ツアーに出かけまーす!💨