酒仕込み Part 2

カテゴリ/今金町

昨日の記事のコメント見てたら、

ここの読者の皆さんはナゼかお酒飲まない方多いですね(笑)。

そういう僕もまぁ同類ですがw

 

さて、昨日の話の続き。

酒の仕込み作業を一通り見せていただいた後、

お酒造りと今金の地酒について、

詳しいお話を聞かせていただきました。

お話を伺ったのは、二世古酒造

蔵元杜氏(くらもととうじ)、水口渉さん忙しい作業の合間を縫って、優しく答えていただきました😊

 

そもそも今金町の地酒は、約20年ほど前

前に紹介した、酒米を作っている田中稔さん

ここ二世古酒造に飛び込みで酒造りを依頼してきた、

というのが始まり。

そこからじっくり3~4年の準備段階を経て、

本格的な酒米の生産が始まったのが2003年のこと。

冷夏でお酒の生産開始が1年延期になるという

アクシデントもあったけど、

2004年から本格的に始まった地酒造りは、

この冬で16回目になります。

最初の5~6年は「吟風」(ぎんぷう)という品種の酒米を使ってたけど、

元々がもっと暖かい気候に適した品種だったからか

道南にある今金の気候に合わなかったらしい。

しかしその後、今金の気候に合う「彗星」という品種が開発されて

より清涼感のあるお酒へと進化していったそうです。

 

今金の地酒4種。

右から

純米吟醸今金今金彗星万太郎北海道今金の米焼酎

水口さんによると、

今金のお酒は口当たりが柔らかい。

スッキリしてるけど味わいもあって、

両方のバランスが取れている、とのこと。

(お酒に詳しい方、この説明で伝わりますか?)

日本酒は7割が水、と言われるほど

水の違いで結構変わるらしく、

清流・後志利別川の水が使われてることが

その辺の特色を出してる理由なんでしょうね。

 

奥深くて難しい酒造りの作業について、

懇切丁寧に説明してくれる水口さん。

僕アタマ悪いんで、同じこと何度も聞いてスイマセン…😅

 

二世古酒造は、1916年(大正5年)創業の歴史ある酒蔵。

水口さんは元々ココがご実家なんだけど、

最初からすぐに後を継いだ訳ではなく、

サラリーマンとしての経験を積んだ後、

30歳から酒造りの世界に飛び込んだとのこと。

日本酒は米や水をはじめ、

気候も含めたいろんな要素が絡まって

微妙な違いが出てくるんで、

本っ当に奥が深くて難しい世界だな、と感じます。

でも水口さんの話を聞いていると

この仕事に対する誇りや愛情が伝わってきますね。

良いお酒を造るプレッシャーは常に背負っていて

気を抜くところがなくて難しいけど、

その奥深さが面白くて楽しい、とおっしゃってました👍

どんな仕事でも、根っこって一緒ですよね。

自分の仕事に誇りを持って、

こうして地元を盛り上げようと頑張っている人、

僕は全力で応援したいです。

リスペクト!

 

今金の地酒造りについては、

1月中旬くらいに「搾り」の作業があるそうなんで、

スケジュール次第ではありますが、

そこも追っ掛けたいと思ってます!