今日は倶知安の「二世古酒造」へ。
今金でとれた酒米が、どうやってお酒に変わっていくのか?
その工程を見学して来ました。
朝8時半、二世古酒造に到着。札幌は雪全然ないけど、
こっちはちょっと積もってますね。
二世古酒造は2010年、212物語のロケで訪れた時以来。いろんなお酒がいっぱい♪
道南唯一の酒蔵だけあって、
京極とか留寿都とか、他の町の地酒も造ってるようです。
工場に入りまーす。釜からは湯気がもうもうと。
朝8時前から蒸し始めた酒米が、
もうすぐ蒸し上がるらしい。蒸し上がりましたー! 蒸しあがった酒米は、ベルトコンベアーで冷ましてから…リヤカーに乗せられます。僕も写真を撮りながら📸僕の写ってない写真は、大半僕が自分で撮ったヤツです(笑)。
リヤカーに乗せられたお米は…麹室(こうじむろ)という部屋へ。
ココで麹菌をかけて、
2日間ほど菌を繁殖させるんだとか。
…と、ココまでお見せした作業、
実は今金でとれた酒米ではありません😅
今金米ももちろんこういう工程を経るんだけど、
それは別日にやっていたので、参考までに。
で、次からはホントに今金の酒米を使った作業。同じように蒸し上がったお米を、
ベルトコンベアーの上でこうしてかきまぜながら
冷ましていきます。蒸し上がった酒米を手に取ってみると、
意外にパラパラした感じ。 酒米は食用のお米に比べて、
粒が大きくてタンパクが低く、
粘りが少ないのが特徴なんだとか。
だからフツーに食べてみると、粘りが少ない分
淡白でそんなに美味しく感じないみたいです。
100℃くらいに蒸し上がったお米は、
こうして8℃くらいまで冷却された後、
今度はリヤカーではなく…このパイプを通って… 2階の屋根裏部屋みたいな場所まで運ばれていきます。 そしてこのタンクの中へ。このタンク、下から見るとこんな感じ。
(奥の「205」って書いてあるタンクです)
ココからはちょっと難しい話になりますが、
酒造りの工程について、出来るだけ分かりやすく…。
僕も今日初めて聞いた話ばかりで、
理解するまで何度も聞き直しました💦
もし間違ってるトコあったらご指摘ください😅
↑のタンクに元々何が入ってるかというと、
こちら↓酒の母と書いて、「酒母」(しゅぼ)。
最初に紹介した、蒸した酒米に麹菌をかけた物に
酵母菌と水を加えて、
2週間ほど置いたモノです。
ココに更に米や水などを加える作業(仕込み)を
3段階に分けてするんだとか。
なので「三段仕込み」と呼ばれるらしいんですね。
三段仕込みって、何となく聞いたコトある気が…😅
今日やってた今金米の作業は、
この三段仕込みの一部のようです。
そしてこのタンクの中で出来るのが
「醪」(もろみ)と呼ばれるモノ。
初めての言葉や漢字が次々出てくるなぁ…(笑)。
この「もろみ」を25日間ほど熟成させた後、
透き通ったお酒を造る「搾り」(しぼり)
という作業が入ります。
今日はとりあえずココまで。
んームズカしい!💦💦
みんな、僕の説明で分かってもらえたかな?😅
酒造りって奥深いんだろうなぁ…ってのは
なんとなく分かってたけど、
聞いてみるとかなり複雑な工程があるんですね。
それだけでも感じてもらえれば。
ちなみに、今金から運ばれて来た水は
二世古酒造のタンクの中に。 中のぞいて見ると…こんなにキレイな色してました♪
この後二世古酒造の杜氏(とうじ)さんに
酒造りについて色々話を聞いたんで、
その辺はまた明日にでも。
ちょっと難しい話だけど、
どうぞお付き合いください🙇