………なんだか、
昨夜からずっと心がザワザワしてます。
つば九郎のこと。
日常に戻らなきゃ!って思うんだけど、
いろんなこと考えちゃって…。
何してても集中できないから、
一旦頭の中を整理する意味でも、
今考えてること綴っていきますね。
上手く表現できるかわかんないけど…
彼についてのニュースを初めて知ったのは
昨夜のブログをアップした直後でした。
2月頭から体調不良で長期休養する、
ってニュースは聞いてたけど、
それ以上の情報が全然なくて…。
ただ、あれだけマメにアップしてたブログが
2月3日以降全然更新がないんで
なんとなく状況は想像してたけど、
まさか突然こうなるとは…
彼と一緒に撮った写真を探してたら、
一番最近のはコレですね↓2018年6月の交流戦の時。
この時僕は既にグラウンドは「卒業」して
試合には出てなかったけど、
試合後のグラウンドイベントに出た時
「一緒に撮ろうよ」って誘ってくれて
撮った写真。
そして最後に会ったのは去年7月、
エスコンでのオールスターの試合後に
他球団マスコット達に
食事に誘ってもらった時だったけど、
その時はフツーに元気そうに見えました。
つば九郎について僕が普段感じてたことは
前に一度書いたんで、もしご興味あれば
コチラをご一読ください↓
ここから先は今回の件を受けて
僕が思ったことを書いていきますね。
つば九郎の訃報はかなりいろんな
メディアで取り上げられてますけど、
今回の報道では各メディアとも
書き方かなり試行錯誤してるな、
って印象をまず受けましたね。
大体は「担当者」って書き方してたけど
ヤクルト球団のリリースでは
「つば九郎を支えてきた社員スタッフ」
という表現をしてましたね。
僕的にはこの表現が考え得る限り
ベストな形かな、と思ったけど、
各社試行錯誤するのももっともかな、と。
これだけ人気のマスコットが
現役中に亡くなることなんて、
日本ではもちろん、たぶん世界中でも
初めてのケースだと思うから。
これはあくまで僕の推測ですけど、
ヤクルト球団の方もこのニュースを
出すべきか否か、そしてもし出すなら
どういう形で出すべきなのか、
相当悩んだんじゃないかな…。
「『マスコットが亡くなった』なんて
夢壊すから出すのやめとこう」って
スルーする選択肢もあったかもしれないけど、
そんな中でもこうしてしっかりと
ファンの方々にお知らせを届けてくれた。
そして文面にはしっかりと、
つば九郎のこれまでの功績に対する
リスペクトが込められている。
この英断には心から
敬意を表したいと思います。
僕、以前B・Bコラムで
「特効薬」の話をしました。
まだ再掲前なんで今は見れないけど、
その時の一文を引用しますね↓
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マスコットの場合、選手とは違って永遠の命を得る「特効薬」があることはあります。但し、それは「記憶」という大きな代償と引き換えになり、そのマスコットに想いを持ってくれるファンの心に大きな傷を残すことになります。
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僕、この中でひとつ
大事なこと書き忘れてました。
「特効薬」で失うものが記憶ともうひとつ、
それは「個性」です。
つば九郎の存在感は、
まさに「個性の塊」そのものでした。
ドアラにしてもしかり。
そしてその個性こそが、
一番ファンを惹きつける部分だったことは、
ファンの皆さんなら僕が言うまでもなく
よくお分かりかと思います。
それが果たして良いのか悪いのか、
世の中では賛否両論あるでしょう。
特に組織の中では、
それは「属人化」という言葉を使って
まるで目の敵のように扱われます。
だけど、「個性≒魅力」になってることは
スポーツマスコットの世界、
少なくともプロ野球マスコットに関しては
紛れもない現実。
マスコットは選手に比べたら
活躍寿命は長いかもしれないけど、
個性が強くて魅力的なマスコットほど
いつか必ず「終わり」は来ますよ。
だって、僕ら生きてますから。
SNSやネット上ではファンのみならず、
選手や各界の著名人も含めて
つば九郎の功績を惜しむ声が溢れてますね。
それだけ彼がみんなに
愛されてた証でもあるけど、
彼の「代わり」って誰もいないんだ、
ってことを、つば九郎は身をもって
示してくれたように感じます。
今回があまりに突然のことだったんで
余計に…。
これから先、スワローズのマスコットを
どうしていくべきなのか、
たぶんヤクルト球団の方は今
相当悩んでるんじゃないかと思います。
他球団のことなんで僕には
あれこれ意見できる筋合いじゃないけど、
ひとつだけお願いできるとしたら
できるだけ多くのファンの方々が
納得できる道を選んでほしい。
そう、心から願います。
つば九郎。
決して「仲良し」と呼べるほどの
間柄じゃなかったかもしれないけど、
僕とはまた違ったアプローチで
マスコットという仕事に向き合う
あなたの姿勢は常に
リスペクトの気持ちを持って見てました。
こんなクソマジメなメッセージ贈ったら
苦笑いされるだけかもしれないけど(笑)、
向こうでは体調のことなんて一切気にせず
好きなるーびーを浴びるほど
呑んで楽しんでください
僕はあいにくまだまあまあ元気なんで、
もうちょっとだけこっちで頑張りますね。
────合掌