昨日の続きです。
館内はホント、いろんな展示物が豊富。これ何のキャラだったっけ?
たぶん有名なマスコットだと思うんだけど、
説明ボードが白飛びしちゃって読めない殿堂入りしてないキャラも含め、
いろんなマスコットが実際に使用した
ユニフォームや靴なんかが展示されてますが…え~~~と…
ちょっと言いづらい部分もありますが、
変に遠慮せず言いますね。
マスコット達の「ヘッド」(頭部)部分も
堂々と展示されたりしてます
正直最初にこれを見た時は
「…あ、そのまんま見せちゃうんだ」と
軽いカルチャーショックを受けました。
更に驚いたのは次のコーナー。
この施設は日頃、子ども達を中心に
多くの見学者が来場してるようなんですが、
特に子どもをターゲットにしたと思われる
コーナーがありました。「ファー(毛皮)をさわってみよう!」
僕らもよくちびっこ達が腕とかさわって、
「ふわふわ~♪」とか言われることあるんで、
コレはよく分かります↑コレは穴の中に両手を入れて、
中にある物を拾ってみよう、というコーナー。
ご存知の通り、僕らの手は普通の人間より
太いしモフモフなので、
小さいモノ、薄いモノを拾うのに苦労します。
その感覚を実体験してみよう、という趣旨。
…だんだんディープな領域に入っていきます「重さはどのくらい?」
ヘッドが2つ置いてありますが、
これを実際に被ってみて
マスコットの頭がどのくらい重いのか、
視界はどの程度なのか、
またどのくらい「息苦しいのか」を
子ども達に体験してもらうという次第。更にコチラは、ココに掛けてある重しを
背負った上で画面と同じ運動をしてみて
マスコットの衣装を着て動き回るのに
どの程度体力を使うのか、
を実体験するコーナー。
他にも、マスコット衣装の「製造」の様子を
ビデオで紹介するコーナーなんかもありました。
…なかなかディープでしょ?
現実的なことを言うと、
マスコット衣装のクオリティは
日本製が間違いなく世界一です。
アメリカ製に比べて格段に機能性が高い。
なので、ココで実体験した
マスコット衣装のあれこれが
マスコットの世界の全て、
という訳じゃないけど、
子ども達に対して、ここまでアケスケに
マスコットの「内側」を紹介しちゃうの?
という驚きがあったのは否めません。
…ココから先はホント賛否両論あると思うし、
特に日本では「否」の反応が多いことも
充分予測できるんで、あくまで僕の
個人的な意見として読んでくださいね
いろいろカルチャーショックはあったけど、
ただ、正直僕は必ずしも全てに対して
否定的には捉えなかったんですよね。
子ども達に対する「夢の与え方」として、
コレはコレでアリなんじゃないか。
ぶっちゃけそう思いました。
日本の場合、マスコットの世界の
内側の部分を公にするのは
絶対的にタブー視されてますよね。
それはサブカルチャーがさかんな
日本の国民性が影響してるのか、
マスコットにファンタジーな世界観を
求める人が多いと言うか、
それが当たり前という考え方が
支配的だからだと思うんです。
それに対して、アメリカのマスコット界は
スゴく現実的だな、という印象。
マスコットを、選手や各種パフォーマーや
俳優なんかと同じく、
ひとつの「職業」として扱ってる感じがします。
昨日のブログで紹介した
「マスコット殿堂実行委員会」
のメンバーにしても、
「〇〇のマスコットをやってました」とか、
もしくは現役でやってます、と
堂々と言っちゃってる。
実はアメリカでは、こういう例多いです。
というコトは、それを見る側も
何の違和感もなく受け入れてるんでしょうね。
今の日本でそんなことしたら
大炎上必至だと思いますが
正直、コレは絶対的な正解のないテーマで
どっちが良いのか?正しいのか?は
受け取る側の考え方次第。
ただこの日米の考え方の違いは、
マスコットの歴史の深さであったり、
「マスコット」という存在に対しての
社会全体からの認知度や
リスペクト度合いの差が
影響してるんじゃないかな、
とは思いました。
マスコットをあくまで
「夢の中の存在」として見せるのも、
「将来なってみたい職業」のひとつとして
子ども達に夢を与えるのも、
それぞれアプローチが違うだけで
どっちもアリなんじゃないか。
…と、「僕は」考えてます。
ただ、僕がコレを実際にやるかとなると
それはまた別問題だな~…とか
まだ時代が早すぎるだろ!とか
いろいろモヤモヤ考えてましたが
ついつい長くなっちゃった
色々衝撃的な部分もあったけど、
この博物館全体としては
すごくテーマパーク感があると言うか
子ども達にワクワク感を届けよう!
ってテーマを全面的に打ち出してましたねATMの機械もモフモフ(笑)。
左はこの博物館自体のマスコット、レジー。
いかにもアメリカー!な感じのキャラ 有名な映画をパロったポスター(笑)。
よく使われてる「fur」という言葉は、
動物とかキャラクターとか、
そういうモフモフした生き物を指します子ども達がはしゃいでる間、
親御さんに休憩しててもらう椅子も、
「ペナルティーボックス」と命名しちゃう
こういうユーモアもアメリカらしい(笑)。屋外のサインもこんな感じ。
とにかく徹底してました
この日は本当、色々考えさせられました。
日本でもこんなの出来たらな~とか、
いやいや、文化的にムリだろ?とか。
館長さん曰く、将来的には世界中の
マスコットを対象に広げていきたい、
ってことだったんで、
その後日本球界にも話を繋げようと
試みたりもしたんだけど、
いろいろ大人の事情もあるようで
話が進んでません
いつかそのうち、僕もココに
呼ばれるようなことがあればいいな…
なんて夢は見てますが、
一体いつ実現するのやら
ただ、もしご興味ある方いましたら
コロナ明けで海外旅行が解禁になったら、
ぜひ一度訪れてみてくださいね
楽しい思い出になるのは保証しますよ
海外の話、もう1回分ありますが
コチラもなかなか
予想の斜め上の場所に行ってます!w