…タイトル見て何のこっちゃ分かった方、
誰もいないと思います(笑)。
意味は追々説明していきますね
僕のデビューから約3ヵ月後。
いよいよ公式戦に突入していくワケですが、
この頃の僕の気持ちを一言で表すと…
「孤独」でした。
新しい土地・新しいチームで、
イチから活動を立ち上げる。
そのワクワク感も確かに大きかった。
結構、自由にやらせてもらってもいました。
けど、その頃はまだ身の回りに
心から「同志」と呼べる仲間もいなかったし、
ファンの前にも本格的に登場する前。
自分がどの程度受け入れられるか未知数で、
「やりがい」と「不安」が交錯して、
心を開いて悩みを打ち明けられる人も
周囲にはいませんでした。
加えて、ファイターズの場合
全くの新球団という訳ではなく、
それまで東京をホームとして築いた歴史があり、
そのイメージを一新して北海道に来たという
特殊な事情もありました。
古くからのファンの中には、そこに
複雑な想いを抱いた方もいたと思います。
もちろんその想いはスゴく理解できるし、
大半の方々は、それでも温かい目で
送り出してくれたのも知ってます。
ただ、B☆Bという新しいマスコットの誕生が
ある意味その「イメージ刷新」の象徴として
捉えられた部分があったのも確かで、
一部の方からは、ネット上で
随分といろんな声を浴びました。
まだ、僕が本格的に活動を始める前の話です。
「そんなの気にしなけりゃいいじゃん?」
って、周りの人は簡単に言うけど、
僕はそこまで強くなれなかったですね
まだ、何もしてないじゃん?
アレコレ言うのは、実際の僕を見てからにしようよ!
ずっと、そう思ってました。
で、シーズン開幕前は出番も少ないけど、
それでも何か僕の想いを
ファンの方々に伝える手段はないかな…
と考えて作ったのがコチラですファンの方々へのハガキ。
僕の名前は公募で決めたんですが、
総数13,848通の応募がありました。
その中から、住所名前がきちんと書いてある方
全てにこのお礼状を送ったんです。
その数8,379枚。
ただこの印刷された紙だけ送ったんじゃなく、
1人1人、応募の時にいただいた
メッセージにちゃんと目を通して、
それぞれに合ったお礼の一文を直筆で添えました。
もちろん宛名も全部直筆で。
このブログ読んでる方の中で、
まだこのハガキ持ってる
奇特な人なんているのかな?(笑)
もしいたら、ぜひメッセージを
確認してみてください。
紛れもなく今の僕と同じ筆跡ですから
それにしても8,379枚は途方もない数でした
1月から初めて、1日100枚ずつを目標に。
まだその頃は今ほど出番は多くなかったけど、
いろんな仕事や出番の合間に。
沖縄に行ってる間も、移動中や出先で。
毎日毎日、ただひたすら書き続けました
とにかく、1日でも早く
僕の心をみんなに伝えたい。
その一心でしたね。
今はまだいろんなコト言われてるけど、
僕の気持ちが伝わって、
実際の僕を見てもらえさえすれば
必ずみんなに分かってもらえる。
それだけを信じて過ごしてました。
そうやって約3ヵ月かけて
ハガキを何とか全部書き終えて、
そして迎えたシーズン開幕。
昨日書いた通りパフォーマンス面でも
いろいろムチャはしてたけど(笑)、
僕がとにかく一番重視したのは
ファンの皆さんとの「ふれ合い」。 試合中ノンビリ休憩してるヒマなんてない。
とにかく、ヒマさえあれば
1分でも長くグリーティングに出てました。
理由は単純明快。
もし僕がお客さんの立場だったら、
コレが一番嬉しいし、楽しいから
今はコロナでアレだけど、
この信念は今でも1ミリも変わらないです。
これこそが、僕が自分の心をみんなに伝える
一番の方法だと思っているので。
(余談だけど、↑の写真に写ってる子たちは
今はもう立派な大人なんだろうな~…)
…で、グラウンドに出れば出たで
いろんなネタもやってましたね確かこの年、シーズン序盤に
選手にケガ人が続出したんですよね。
それで僕がお祓いをしてる(笑)。
ちなみに左でぬいぐるみを持ってくれてるのは
懐かしい大貝コーチ。エチェバリア選手の誕生日に。
彼のファーストネームが
「エンジェル」なのにちなんで
去年、訃報を聞いた時はビックリしました
後方でにこやかに見守ってるのは
これまた懐かしい西コーチ。 そして伝説?の「スイングスイング」。
ホント毎試合、いろんなネタ考えてたっけ
3枚目で一緒に踊ってくれてるお医者さんは
札幌ドームでホントに勤務されてた
ドクターにご協力いただいたんですが、
こないだ浦河の桜を取材した時に
なんとバッタリ偶然遭遇しまして(笑)。
懐かしかったですそして、1年締めくくりのファンフェスに
ヒルマン監督とのジョイントライブで
初めてピアノも披露したっけ
…今回も思わず語っちゃったけど、
ブログにしてはちょっと重い内容だったかな?
今は随分時代も状況も変わったけど、
1周回ってあの頃と同じような
孤独感を抱く時も正直あります。
でもあの頃と一番違うのは、
僕を見守ってくれてるファンの方々の存在。
そこに支えられている。
それだけは確実に言えます。
シーズンに入ってからの話、
もう少し続けますね
続きはまた明日!