B・Bコラム#65 マスコット交流の傾向と対策・2009

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さて今日はコラムの再掲を

内容はこのブログ読んでる方の大半が

今も楽しみにしてるであろう

マスコット交流について。

マスコット交流に関しては過去にも

#31 交流のウラオモテ

#42 交流の流儀

などの回で触れてますが、

今回は2009年シーズン初め時点での

僕なりの所感やスタンスについて書いてます。

それではどうぞ!

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#65 マスコット交流の傾向と対策・2009

  (2009年4月13日)

今年もシーズンが開幕しました!オープン戦も1ヵ月近くやってきたけど、やっぱり公式戦になると、緊張感も球場の盛り上がり具合も全然違いますねー。

さて、開幕前後のバタバタが一段落して僕が今取り掛かっているのは、今年のマスコット交流のスケジュール組み。開幕早々気が早いと思われるかもしれないけど、今のうちからやっておかないとどうも落ち着かないんですよ。これからシーズンが進むにつれどんどん忙しくなる一方ですからね。ギリギリになってからバタバタするの、僕は嫌いなんで…。

 

オフの間に試合日程が発表されると、僕は早速シーズン中のスケジュール作りを始めます。まずは当然ホームゲームありき。ここを最初に埋めていって、次にビジターの日程ですね。主に週末、各球場を訪問するのに一番良いスケジュールはどこかを探します。そして、その空いた部分に「212物語」のロケや幼稚園・保育園訪問の日程を入れていく…といった具合です。そのまた空いた日を使って212物語の映像編集をしたりするので、ここまででもう既にシーズン中のスケジュールはほぼ一杯になってしまいますね。かなり綿密に組んでいくので時間はかかるけど、こうやって1年のスケジュールを考えていく作業って、意外と楽しかったりするんですよ。

マスコット交流は相手があってのことなので、自分なりのスケジュールを先方の球団と相談して調整していくのが、今やってる段階です。本音を言えば、他の11球団全てを毎年一度ずつ回るのが理想。ただ僕の場合、212物語のロケはどうしても夏の間に集中するし、シーズン中にも幼稚園訪問を何日か入れておきたいので、それも考えると(特に交流戦中)全ての球場に出向くのは現実的に考えて厳しい。だから、ここ数年ビジターは7~8球場の訪問に留まってますね。そのぐらいが、僕にとっては一番良いペースかもしれません。

 

ところで──北海道のマスコットファンの皆さん、「なんだか去年は相手チームマスコットの来訪が少なかったな~」と感じませんでしたか?実はその通りで、去年はマスコット交流の成果(?)が今イチ芳しくなかったんですよね…。一昨年までは年に7球団くらいのマスコットが札幌ドームに来てくれてたのに、去年はわずか4球団。特に交流戦期間中、セ・リーグからのマスコット来訪は中日だけという寂しい結果でした。但しそれはウチに限らず、全体的にマスコット交流が若干縮小傾向にあるような気がするんですよね。セパ交流戦も今年で5年目。各球団の「情熱」的なものが、当初より落ち着いてきてしまったのか、それともこんなご時世なので、各球団とも経費削減に躍起なのか…理由はそんなところにあるとは思うんですが、このままではどんどん交流が減っていってしまいそうな気がして、ちょっと不安を感じてるんです

ビジターの遠征先を考える時、どこのチームを選ぶかの目安となるのは、まず「先方が北海道にも来てくれるかどうか」。以前も書いたけど、マスコット「交流」とは本来、お互いが行き来して初めて成り立つものです。一方通行はちょっと寂しい。

ただ残念ながら、マスコット交流にあまり積極的とは言えない球団も、実際はあります。毎年来てもらえるようにお願いはしてるんですけど…、やっぱりずっと一方通行が続くと、いい加減どうしたものかと考えたりもしますよ。毎年こっちが無条件に行くものだと思われてしまうのも、北海道で相手チームのマスコットが来てくれるのをすごく楽しみにしているファンに対して申し訳が立たないですしね。

一方で、だからと言って行くのをやめてしまうのも気が引ける。ビジターはビジターなりに、僕が年一回来るのを楽しみにしてくれてるファンの方々も少なくないんです。去年僕が行かなかったある球場の地元に住むファンの方から、「今年はB・Bは来てくれないんですか?」といった問合せや手紙もいくつか受け取りました。それは僕なりに理由があっての判断だったんだけど、そういった問合せを受けると「やっぱり行っておけばよかったんじゃないか…?」と、心苦しくもなります。

全国各地いろんな球場には出掛けたいけど、相手も来てくれるところだけを選べば、行き先は毎年自ずと限られてしまう。たとえ交流相手が年々減少傾向でも、年7~8ヶ所のマスコット交流のペースは維持したい──そんなジレンマの中、僕は当面のビジター遠征の方針について考えた末、次のような結論に至りました。

まず、双方向のマスコット交流が可能な所には当然行くこととします。それが毎年大体5球団ほどあるとして、残り6球団は先方が来る来ないにかかわらず、年2球団くらいずつ順繰りに回っていく──どうでしょうか?これなら年7ヶ所程度は行けるし、少なくとも3年に一度くらいは全ての球場に行けることになります。

取りあえず、僕はこんな感じでやっていこうと考えています。正式決定してからのお知らせにはなりますが、今年は初めて、もしくは久々にマスコット交流で訪れる球場も出てくると思いますよ。やっぱりいろんな球場に行った方が勉強にもなるし、刺激にもなるので、今から結構楽しみですね。

 

でもねー…本音を言えば、どの球団ももっと積極的にマスコット交流について考えてほしいんですよね。不況で経費削減はわかりますけど…一般の球団職員の出張費を切り詰めるのと、マスコットの遠征費を切り詰めるのとでは、その意味合いは違ってくると思うんです。何よりマスコットは、ファンの目に多く触れて訴えかけることのできる存在ですからね。だからそのへんは一緒くたにせず…今シーズンは、去年よりも1人でも多くのマスコットが交流で札幌ドームに訪れてくれるのを、首を長~くしてお待ちしております!

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2009年かぁ…

今でも時々考えるけど、あの頃って

よくあんな鬼スケジュールを

全部こなしてたよなぁ…

ってフシギに思います

でも好きでやってたから

全然辛くはなかったですね

逆にこの2006〜10年くらいの頃が

ヘンな悩みやストレスもなく

一番充実してて楽しかったかも

 

で、本題のマスコット交流ですが、

このころの一種「停滞期」みたいなのを経て

今はまた活性化してる印象がありますね。

以前は各球団担当者の

熱意や温度感任せだった部分が

今は良い意味でシステム化されてると言うか。

よくあるのが、ファンクラブ(FC)の

ビジター応援デーと絡めて

マスコットも遠征して来るパターンとかね。

でもまだ中にはマスコット遠征の

「費用対効果」にかなりシビアな

球団も一部あるようで、

担当者がいくら頑張って交渉しても

特に遠方への遠征に関して

なかなか首を縦に振ってもらえない…と

いう話も某球団の方から聞いてます

自チーム・相手チーム関係なく

ファンの方々の喜びようを

目の当たりにしてきた身としては、

KPIで表せないような大きな効果が

マスコット交流にはあると思うんですけどね。

 

さて前述した、FCの

ビジター応援デーに合わせた遠征。

それはそれで良いことだし、

僕もメイン最後の頃はそういうパターンも

取り入れてた部分ありましたが、

それだけだと夏場に集中したりとか

日程に偏りが出たりしがちなんで、

僕はそれを基本線に考えながらも

FC担当者に了解を取ったうえで

時々ビジター応援デーと違う日程で

遠征を組んだりしてましたね。

マスコット交流が少なめな4月に組んだり

関東方面が続きそうな時は時期を離したり、

大体月イチくらいのペースで

いろんな地域のファンに満遍なく

会いに行けるような日程を組むように

心掛けてました。

その方がファンにとっても良いだろうし、

僕としても体力のペース配分しやすいし

まぁそんなことまで考えてると

スケジューリングが一層複雑になるんだけど💦

でもそのパズルを組み立てるような

作業が何より楽しかったんですよね

 

このコラムを書いたのが4月。

この年の4月ってどっか遠征行ってたっけ…?

って写真を見返してたら、

西武ドームにしっかり行ってました

なのでその時の写真を何枚か置いてきます↓ ふれ合ってるファンの皆さん、

みんなイイ顔してると思いません?

これこそがマスコット交流の効果を

何よりも雄弁に物語ってますよね

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