あえりあスタジアムツアー。

カテゴリ/SC活動

函館に続いては、翌日曜日のお話を

9日日曜日の夕方は、

エスコンフィールドのスタジアムツアーに

参加しておりました!

このツアーは、先日紹介したSC活動

「スターティング・ナイン」の採択団体

「NPO法人あえりあ」の活動の一環として

参加者を募って行われた企画です。

あえりあの活動内容や今回の企画意図など

詳しくはコチラの記事に書きましたが、

要は障がい者の方達の外出機会づくりや

施設のバリアフリー状況の情報発信などが

主な目的と言えますね。

 

というコトで夕方16時過ぎ。参加者の方々が集合!今回の参加者ですが、

まず「医療的ケア児」が13名。

「医療的ケア児」って、僕も

今回の取材で初めて聞く呼び方でしたが、

日常生活を営むために人工呼吸器や

たんの吸引など医療的ケアが必要な子

現在ではそう呼ぶそうです。

昔だったらずっと入院生活だったのが、

医療の進歩や福祉サービスの整備などで

家に帰ったり、こうして外出できる

子ども達も増えてきたわけですね

そしてそのほか、ご家族や

介護のできる有資格者の方々含めて

定員いっぱいの総勢50名が参加!

結構あっと言う間に枠が埋まったそうです↑ちょっと写真じゃ見づらいけど、この子

僕のユニフォーム持って来てくれた!

他にも昔一緒に撮った写真

見せてくれた人も何人かいましたね

以前、僕がメインでやってた頃は

球場でグリーティングたくさんしてて、

そんな中障がい持った方の所には

積極的にふれ合いに行くようにしてたけど、

そういうのが今になっても

みんなの心の中に残ってくれてるのかな?

まずはみんなで記念撮影📷簡単な説明を聞いた後…いよいよツアーにしゅっぱーつ!

ちなみに子ども達が乗ってるのは

一見ベビーカーに似てなくもないけど、

これが「バギー」と呼ばれる

障がい児のための車椅子の一種ですね。

 

一行はまず、B1のグラウンドレベルへ

今回は移動の制約とかもあるんで、

通常のツアーとは違ったコースで進みます。

1FからB1へどうやって移動するんだろ?

と思ってたら…大型の業務用エレベーターがありました!

このエレベーター、

5,500㎏まで積載できるらしいから、

単純計算で100人近く乗れることになる↑参加者の大半が1回で乗れましたー♪

B1Fに降りて向かう先は…レフトポール下のグラウンドへの出口。ココからグラウンドに入りますイッキに視界に開ける緑のグラウンド

「うゎ~スゴい!」って歓声が

全員から一斉に上がります。

そう、コレなんですよね。

初めてこの広いフィールドが

目の前に広がった時の感動。

この感動が、お客さんが球場に

足を運んでくれる一番の原点であり、

つまり僕らの存在の原点でもある。

いつも球場にいると忘れてしまいがちだけど、

この気持ちはずっと失わずにいたいな。

みんなのこの歓声を聞いて、

改めてそう感じました

一行は3塁側ダグアウト前で

しばしフリータイム。実際にベンチにも入りましたー

10分ほどの滞在の後は、来た道を戻りつつ…天然芝を間近でチェック👀

(中には入ってないですよ芝生の緑…見えるかな~?↑このお兄ちゃん野球やってるそうだけど、

いつかファイターズに入って

このグラウンドでプレーできる日を

待ってるからね!グラウンドに降りれる滅多にない機会。

皆さん最後まで惜しむように

写真を撮ってました

また1Fの元の場所に戻りまーすこの子、帰り道に自分から僕の手を

ぎゅっと握ってくれて…

なんかスゴくジーンときちゃった😢

という感じで1時間弱のツアーが終了。

最後に、あえりあ代表の髙橋さんから

皆さんに、今日の感想とか

球場のバリアフリー状況についての

ご意見を聞いていただきました。今回のツアーは通常とは違って

そんなにいろんな場所通らなかったけど、

結構試合観戦に来てくれてる方がいて、

普段から感じているご意見など

活発に発言していただきましたよ

たとえば…

飲食エリアの並び列の幅が狭く、

 折り返しでバギーで曲がるのが難しい

■車椅子席の場所によっては、

 バギーだと視界的に見えづらい場合がある。

 車椅子だけでなく、バギーからの見え方も

 考慮してほしい

などなど…。

「スロープが緩やかで移動しやすい」とか

「エレベーターが広かった」など

好意的な意見もいただきましたが、

当事者目線に立つと「なるほど…」と

実感する声もたくさんいただきました。あとは、この日みたいに試合がない時

「ユニバーサルシート」のあるトイレが

閉鎖されてて大変ご不便かけてたようで…💦コレは大変失礼しましたっ!💦💦

みんな笑ってくれてますけど、

やっぱり当事者の立場に立つと

これってシビアな問題ですよね💦

(インフォまで行って伝えれば

案内はしてくれるようですが…)僕の代弁でどれだけ届くかわからないけど、

終了後アンケートでも

たくさんご意見いただいたんで、

皆さんの声は球団にフィードバック

させていただきたいと思います!

最後は個別に写真やサインなどして

本日は解散!最後に代表の髙橋さんと。

イイ笑顔です

障がい児もご家族も付き添いの人達も、

とにかくみんながスゴく楽しそうで

イイ表情してたのが印象的でした。

僕も幸せな気持ちになりましたよ

 

バリアフリーとか知ってたつもりでも、

当事者になってみないと分からないことが

世の中にはたくさんある。

今回、取材からのツアー参加で、

いろいろ勉強になりました

僕のつたない記事だけど、

このブログを読んで1人でも多くの人が

こういう現実があること、

こういう活動している人達がいることを

知ってくれたら嬉しいな

そして、この活動がもっと広がって

みんなの心がもっと豊かになってくれれば。

そんなことを感じた1日でした

コメント

11 件のコメント

  • せいら より:

    B・B、お疲れ様です!

    B・Bの想い等など、十分伝わって来ました。

    当事者でなければ気付かない問題点も、このような機会がないと、聞けなかったかもだし、本当に有意義なツアーでしたね。

    B・Bの手を握ってる子のお話、泣けちゃった🥹
    お母様かな?も、とっても嬉しそうな表情で…
    とにかく、参加者の皆さんの笑顔がサイコーだね!!

    私からも…素敵な機会をB・Bありがとう✨

  • しの より:

    ジーンとしています。
    バリアフリーってどんどん突き詰めていいと思います。
    スロープやエレベーターの件は良かったですね😃
    私も某ボランティアの研修でバリアフリーってなにかというのを学んだ記憶があって当事者の意見がいかに大切かを知りました。
    トイレの件は切実ですよね。
    B・Bの土下座もどうか球団に響きますよう☺️
    ご家族の皆さんが笑顔になって良かったです。あえりあ、覚えておきますね。

  • ぽるしぇ より:

    ずいぶん前のことですが、職場でこんな研修がありました。【白内障体感メガネ】【耳栓】【足首に重り】で、たしか一部の指をテープで固定したと思います。おじいさんおばあさん体験です。
    職場内をぐるりと歩き、最後に利き手とは違う手で自販機で飲みものを買って終了。
    驚きと笑いの中での体験でした。
    そうですよね、笑いでは済まないですよね。職場は病院ですが、[やさしくない場所]もありました。
    エスコンの中でやってみるのもアリでしょうか?
    ちなみに、メガネや重りは借り物、社会福祉協議会からお借りしました。

  • くま牧場長 より:

    おはよ。バリアフリー設備は当事者にならんとわからない部分多いよね。確かに車椅子とバギーってサイズ感違うから見え方変わってきそう。改修の余地あるね。エスコンのグラウンド降りられるのうらやましい。天然芝のグラウンドとかB・Bの大好物でもあるよね。フィールドが広がる光景、甲子園球場の時は感動したなあ。

  • 横浜在住、2023年からファンの女 より:

    こうやって色んな方の意見をきき、みんなに優しい、みんなが抱えてる問題を気にせず一緒に楽しめる、そんなファイターズ、エスコンフィールド になっていけたらいいなと思いました!
    陰からではありますが応援してます!

  • へいちゃん より:

    大切なイベントでしたね!
    これがファイターズの球場で行われた、ということが
    ちょっとウレシイです。
    僕も、この冬に「キャンドルライトコンサート」というイベントで
    エスコンのグラウンドレベルまで降りられる機会があって
    その景色に感銘を受けました。
    参加者の皆さんも、きっと思い出に残っていると思います!
    まぁ、こういうイベントがあると分かっていての
    ユニバーサルトイレ閉鎖は、ちょっと困りものですが(^^;)
    ひとごとでは無く、自分も”誰かが何かに困っていること”に
    気づけるようになりたいですね!

  • いく より:

    土下座の理由が分かりました😁
    でも、皆さんの笑顔から

    参加して良かった♡が伝わりますね♪
    映画「こんな夜更けにバナナかよ」を
    見た時、障がいがあっても
    周りのサポートさえあれば出来ることはたくさんあると知ったので
    私は医療従事者じゃないけど
    出来ること協力したいです!
    一度機会があって車いすに乗ってみた時
    ほんのちょっとの段差を乗り越えるのも大変でした😥
    バリアフリーやユニバーサルデザインは
    障がいの有無にかかわらず
    みんなに優しいからね☺️

  • フットワークは軽い方 より:

    参加させていただいた当事者家族です。

    地域でこのような家族が日常生活を送っています。
    外出となると冬はグッとその回数は減り、春から秋は天候に左右されながらも外出先で困らないかどうか出来る限りの調査(ネットで調べたり、施設に確認したり、知人から情報収集など…)行くまでも大変、荷物も多く不安は付きものです(>_<)
    今回はあえりあさんの企画で児を連れてのエスコンは初めて!そして貴重な体験も数々あり、BBくんも最後までツアーに付き合ってもらえてほんと嬉しかったです!
    何より搬入用のでっかいエレベーターに全員が乗れてそこにBBくんもいるって、ツアーでも中々できなさそうですよね^_^
    感動・楽しすぎてサインもらいそびれちゃいました。カードありがとうございます!

    野球はあんまりわからないんですが、野球観戦しに児も連れていってあげたいと思いました。

    私達家族もBBくんが未就学の施設に来てクリスマスコンサートで電子ピアノを上手に弾いてくれて記念写真を撮ってもらったことがありました。今は中学生になりツアーに参加できました!意見を聞いてくれてありがとうございます。
    何とかユニバーサルトイレに辿り着けたので助かりましたーm(._.)m

    また会える日を楽しみにしています♪
    どんな人でも楽しめるエスコン願っています(o^^o)

  • たかはしあゆみ より:

    NPO法人あえりあ代表理事の高橋亜由美です。
    スタジアムツアーに参加していただいたおかげで、笑顔いっぱいの時間でした。
    インタビュー記事も、ツアーの記事も、そしてみなさんのコメントも、いいねも、優しさが溢れていて、あたたかい気持ちになりました(^^)
    ありがとうございます!

  • かおり より:

    B・B

    みなさまの笑顔、とっても素敵です。

    私も初めて聞く言葉もありました。

    B・Bの文章、何度も読み返しします。ありがとうございます♡

    Elevatorその他もですが、本当に素晴らしいです!

  • おくだま より:

    BBありがとう!真っ先にこの言葉が浮かびます。札幌ドームの時代、開場1時間前のグリーティングに間に合うように行くと、車いすの娘達に気付いてくれて、一緒に写真を撮ってくれましたね。いつもいつも、行くたびに…と、恐縮する時もありましたが、娘の笑顔が見たくて…。
    健常者と同じように、娘たちとお話してくれたりいじってくれたり、うれしかったなぁー。

    今回のコラムを読んで、そんなことを思い出しました。エスコンがハンディがあっても楽しめる場所や機会になるといいなぁー。親子みんなが笑顔になれるのっていいですよね。
    これからも、BBのような、架け橋になってくれる人達が増えてくれることを願っています。 長くなってごめんなさい。

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