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昨日の続きお話ししますが、

前後半に分けようかと思ってたら

思いのほかボリュームあったんで、

3回に分けて紹介しますね

 

さて、この「e-Combu」プロジェクト。

十勝の広尾町で活動を立ち上げるまでの

経緯は前回紹介しましたが、

では実際今どんなことしてるんですか？

…てかその前に、牛のゲップが

地球温暖化の一因になってるって

ホントなんでしょうか？地球温暖化の原因として

よく取り上げられるのがCO2、

つまり二酸化炭素ですが、

実は牛のゲップに含まれるメタンガスは、

CO2の約25倍もの温室効果があるらしい

そして農林水産省によると、

日本国内のメタン排出量のうち

家畜のゲップ由来が実に27%を占めて、

そのほとんどが牛によるものなんだとか

これはなかなかバカにならない量ですね💦

この大砂さんの「e-Combu」では、

浜に打ち上げられた海藻を加工して

牛の飼料に混ぜることによって

メタンガスを減らすというのがテーマ。

但しプロジェクトはまだ研究段階で、

今はまだ試験管の中で牛の胃を再現して

実験してる状況なんだそうです。

動物実験はまだこれからで、

この先数年はかかりそうなんだとか。

ただこの「牛のメタンガス削減」は

あくまで研究開発の一環であって、

会社の一番のミッションは

「限りある資源を活かす」こと。

昆布は味を引き立てるのが上手な食材なんで、

今はその昆布のポテンシャルを

最大限引き出すために、

昆布餅を作ったり納豆に混ぜてみたりなど

いろんなコラボ商品を出して、

新しい昆布の使い方を世に広めようと

挑戦してる最中のようです

まず使える美味しい昆布は美味しく食べて

昆布の循環型社会を作り、牛にも人間にも…

それが巡り巡って地球にも…みたいな

循環型社会を作っていければ理想ですね

ちなみに「e-Combu」の読み方は

「イーコンブ」になりますが、

「e」はエコの「e」でもあるし

頭の「e-Co」で「エコ」　にもなる。

そして響き的にも「良い昆布」になって

なかなか上手いネーミングですよね

「e-Combu」は現在、大砂さんと

地域おこし協力隊員として

広尾町内に住む副代表の錦古里さん、

そしてもう1名学生インターンも含めた3名と

前回触れた広尾の漁師さんとで事業展開中。

大砂さんは自宅のある札幌から

広尾まで月1回くらい往復して、

2～3日から長い時で1週間ほど滞在しながら

活動を進めているそうです。

今回「スターティング・ナイン」で

球団から支給された支援金20万円は、

主に広尾町までの移動交通費や

最近購入したというこの昆布粉砕機を↓動かすための昆布の購入費などに

活用していただいてるようですよ

ちなみに活動拠点になってるこの施設も、

廃業してボロボロになってた

しいたけ栽培施設を格安で貸してもらい、

町の「木材補助金」を使って

（広尾は林業もさかんな町なんです）

自分達で60万円分くらいの木材を購入して

リノベーションしたそうです

こうして、現役大学生でありながら

起業にチャレンジした大砂さん。

この先事業をどう展開したらいいんだろう？とか

果たして上手く行くんだろうか？

という不安はもちろん感じてるけど、

不安をなくすためにはとにかく

考え抜くしかない、とのこと。「私は宇宙に行くのが夢なので、

それくらいデカいことをするには

ある程度のリスクを背負ってでも

スタートアップにチャレンジしよう！」

という決意で日々過ごしてるそうです。

大学との両立は大変だけど、

卒業後はこちらのビジネスに専念して

2030年頃に実用化するのが目標なんだとか。

まだ若いのに志が高いなー

ホント意思が強い！

まさにリスペクト！ですね👏

 

この先この事業を成功させていくには、

もちろん大砂さん1人だけではなく

多くの人の支援が必要になってくる。

実際、この「e-Combu」も

たくさんの支援者の方々に支えられていて、

大砂さんもそういった方々に

お世話になりながら何とかギリ走ってる、

といった感覚なんだとか。

そしてこの日はこの取材後、

そういった支援者の方々や

ゆくゆくは一緒に仕事をしたいと考えている

学生さんなど約20名を集めて

「事務所お披露目会」が開催されることに僕もせっかくなので

そちらにも参加させていただきましたが

その模様はまた次回紹介します！