ギリギリだけどメリークリスマス!🎅🎄
皆さんどんなクリスマスを過ごしましたか?
そんなクリスマスの日にも
通常営業でブログ上げますが(笑)、
ケーキにワイン🍷なんて人もいたのかな?
今回は、そのワインにまつわるお話です。
11月の芽室町取材の際、
こちらにもお邪魔しました↓めむろワイナリー。
前にも紹介した新嵐山スカイパークの
すぐ隣にあります。
まだ真新しいオシャレな施設
コチラのお二人にお話を伺います。マネージャーの惠田喜歩さん(左)と
醸造職人の尾原基記さん(右)。
基本的にココはこのお二人が常勤で
運営されてるようですね。
ワイナリーの生い立ちについて、
まず恵田さんにお話を伺いました。芽室町での本格的なワイン作りは、
2015年に1軒の農家が試験的に
200本くらいのブドウの栽培を
スタートしたのが始まりでした。
そして翌2016年には6軒の農家が
一斉にブドウを植えて規模を拡大。
2018年に初めての収穫を迎えたんだけど、
その頃まだ町内に醸造所がなかったので
2018・19年の2年間は、ワイン作りで有名な
同じ十勝管内・池田町の十勝ワインに
醸造を委託していたそうです。
そして2020年秋、遂にめむろワイナリーが竣工!
ここで初めて純粋な芽室産のワインが誕生して、
今年3回目の仕込みを迎えて今に至ります。
ちなみにココの土地は元々町有地の
ソフトボール場だった場所だそうで、
この新嵐山エリアを活性化させるために
町の協力を得た上で、民間企業が出資して
建物と設備を作ってワイナリーを運営する、
いわゆる「官民連携事業」になります。
ところでココは少し珍しいワイナリーらしく…
そちらについては尾原さんに話を聞きました👂三重県出身の尾原さんですが、
帯広畜産大を卒業後に池田町の十勝ワインで
12年間ワイン作りを担当された職人さんです。
ワイナリーというと普通、
ブドウ畑と醸造施設、両方あるイメージですが、
実はめむろワイナリーには
施設内にブドウ畑がありません。
その代わり、町内に6軒ある農家の
ブドウからワインを作ってるそうです🍇
ちなみにその農家さんもブドウ専業じゃなく、
小麦とか ジャガイモとかビートとか
他の農作物も作りながらブドウ作りもしている
いわば「兼業」なんだとか。
最近北海道にはどんどん
ワイナリーが増えてきてますよね
池田町はワインで有名だし、僕はてっきり
北海道はワイン作りに適した場所なのかと
思ってました。
でも尾原さん曰く、十勝エリアは
気候的にブドウの木の越冬が難しく、
一般的に醸造用ブドウと言われる品種の
栽培には厳しい地域なんだとか😲
そんな中、めむろワイナリーが
メイン品種として使っているのは
池田町が品種改良して作った、
耐寒性に優れた「山幸」(やまさち)・
「清舞」(きよまい)・「清見」(きよみ)の
3品種になります。
次に、尾原さんにワイン作りの
流れについて説明してもらいました。
山梨や長野など、本州のワインどころでは
普通7月末くらいから収穫が始まって
仕込み期間が2~3ヵ月あるんだけど、
春が遅い十勝では、やっと収穫が始まるのが
9月末の彼岸過ぎ。
そこから10月末までの1ヵ月間で
一気に仕込む慌ただしいスケジュールなんだとか💦
この11月の取材時点で、今年の仕込みは
大体終了していて…このタンクの中にあるのが
今年の秋に出来たばかりのワイン。こうして酸化しないように、
ビニールをかけてしばらく
落ち着けておくそうです。
こうしてタンクに貯蔵している期間が
1~2ヵ月程度。
めむろワイナリーで作られるワインは
95%以上が赤ワインだそうですが、
赤ワインは12月に入ると樽に入れて…こうして樽の中で1年間熟成をかけます。
取材の11月時点では、樽の中に入ってたのは
2021年の12月に入れたワインになりますよね。で、樽のフタをよく見てみると…「Yamasachi Bito」とか
「Kiyomai Kikuchi」などの表記。
これはビトウさんの畑で作った山幸とか、
キクチさんとこの清舞、
ってことを示しています。
ワインは山幸とか清舞とか、
ブドウの品種ごとに全部ブレンドして
作っちゃうことも出来るんだけど、
生産者ごとにそれぞれの畑で全部
味や香りが微妙に違ってくるので、
ここではその違いにこだわって
こうして農家ごとに細かく分けてるんだそうです。
こういう細かいこだわり、好きだな~
そして1年間樽で熟成させたワインは
翌年12月に中身を全部出して、
年明けくらいから↑の機械で
瓶詰め作業に入ります。
で、早ければ2月か3月くらいに
ワインが店頭に並ぶ、というのが
一連の流れなんだとか。
こうして出来上がったワインがこちら!もっと寄りで↓こちらのワインは「レガメ」。
イタリア語で「絆」を意味するそうです。
イイ名前だ
「2021」と書いてある通り、
去年作った山幸と清舞のブレンドの
赤ワイン。
芽室の町木、柏の葉のデザインが
入ってますね
めむろワイナリーイチオシの商品だそうですそしてこちらは「アベラーレ」。
これもイタリア語で「叶える」という意味。
こちらは清舞が原料になってます🍇
ところでこれらのワイン、
仕込んだのが2020年とか21年とか、
年数が若いじゃないですか?
ワインって一般的に、ン十年熟成された
ヴィンテージものが最高級品みたいな
イメージありません?
少なくとも僕はそんなイメージ持ってました
でも尾原さん曰く、ワインは必ずしも
古ければ古いほど良いって訳じゃないらしい。ワインには必ず「ピーク」があって、
そのピークが5年で来るワインもあれば
30年経っても来ないものもある。
それはブドウの品種やその年の「出来」が
影響したり、また醸造の方法によっても
長持ちするワインや
早く飲めるワインの作り方があるそうです。同じ畑・同じ品種で作ったワインでも
その年の天候によって
ピークのタイミングが変わるし、
そういったたくさんの複合的な要因が
ピークを左右するらしいんですね。
だからピークを過ぎた後
何十年も経ってしまったワインは、
枯れすぎて美味しくなくなるらしい😲
また「若い」ワインを好きな人もいれば、
ピークを過ぎた枯れかけのワインを
好きな人もいたり、人の好みも
それぞれあるそうです。
う~~ん、ワインって本当に「生き物」。
奥が深いんですね~。
だからこそ惹かれる人も多いんでしょうね
勉強になりました!
というコトでこのめむろワイナリーの商品、
どこで入手出来るかと言うと、
まずワイナリーの中にショップがあります!更にすぐ隣のスカイパーク内にある
「めむろ新嵐山荘」でも購入可能。
芽室町内ではセブンイレブン東4条店でも
取り扱ってるそうです。
またオンラインショップもあるので、
遠方の方は↓をご覧ください!
Memuro Winery ONLINE SHOPそれから、ふるさと納税の返礼品も
いろいろありますよ
返礼品についてはコチラのページから
各ポータルサイトに飛んでもらって、
「めむろワイナリー」で検索すれば
セットとか単品とか10パターンくらい
出て来ます
ちなみに前に紹介した
TOYO Cheese Factoryさんとの
コラボ返礼品もありますが、
寄附金金額なんと14万円!
ご興味ある方はぜひ
そんなワケで長くなりましたが、
11月に取材した芽室のお話は以上
次回からは中標津の話に移ります!
コメント
7 件のコメント
ワイナリー、紹介ありがとう!
通販で買いたいな。
✨☆ Merry Christmas !!☆ ✨
今日はワインや〜🍷
何でも年代物がおいしいと思ってたけどそぉじゃなかったんやっ
1年掛けて樽で熟成させて凄い大変やな〜
でもおいしいって呑んでもらえると絶対嬉しいなぁ😊
B☆Bはいつもがんばってるからサンタさんにお願いしといたから〜早く寝るんやでっ笑!ʕ˶•ᴥ-˶ʔ
クリスマスはケーキとカルピスをいただきました😅
アルコールが飲めない私でも
ホットワインにしてアルコールを飛ばせば飲めるかな?
寒さ厳しい内陸の十勝で、ブドウを越冬させるのは大変なんですね…
それでも芽室産にこだわってワイン造りされているお二人は素晴らしい!
チーズとワインはどちらも発酵食品なので合いますよね~❤
メリークリスマス♪(ちょっと遅刻(^^;))
年末に帰省するとき買って飲もうかな~
セブンイレブン行ってみよ
おっさん寄りのオバチャンには味がわかりません💦
お高いのね…って、ちょっと後退しました。でも興味ないわけではないです。我が街の近郊にもワイナリーってあるある‼
昔からあるのは余市、池田、小樽…かな?
違いのわかるオトナになりたいな。
こんばんは。クリスマスだからってわけでもないけど友達と石狩鍋食べたよ。サケおいしかった。今回はワインか。実は僕はワインを生まれて一度も飲んだことないんだ。お子様だからね。僕も知識ないから古いやつほど価値があると思ってた。ワイン好きでもそういうこと知らない人いそう(笑)。14万円は手が出ないや。
勉強になります!ワインは飲めないけど🍷💦ワインチョコは好きですけどね笑
本当無知なんですけど、熟成させすぎて傷んだりしないのかなぁ~とか思ったりしてます😅