しほろ牛。

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さて、今回からはしほろ牛について

詳しい話をしていきたいと思います!

だいぶ前になったけど、

「士幌で生産される肉牛には

3つのブランドがある」って話をしたの、

覚えてる人は…あんまりいないかな?

大丈夫、改めて詳しく紹介しますね

 

まずは一番基本的なブランド「しほろ牛」から。

コチラの農家さんにお邪魔しましたー↓魁(さきがけ)肥育牛センター。

では、⼠幌町⾁⽜振興会会長も務める

社長の鎌田 佳尚さんに、

いろいろお話を伺っていきます!👂写真を見てお分かりのとおり、

かなり大きな生産農家さんですねー。ココで飼育されてる牛は約1,200頭。

別の場所に「第2魁センター」

もあるそうだけど、そこも含めると

全部で2,150頭くらいの肉牛の

育成を行っているとのこと

このセンターで育成されてる肉牛が

メインブランドの「しほろ牛」になるんだけど、

牛の品種はご覧のとおりホルスタイン種🐄

…あれ、ホルスタインって

乳牛なんじゃなかったっけ?

…って思うでしょ?

実は、しほろ牛のベースは

ホルスタインのオスなのです!

この魁肥育牛センターは52年前の1972年、

鎌田さんのお父さんの代に開業したんだけど、

士幌で肥育牛の事業が始まったのがその頃。

士幌では酪農の方が先にあって、

乳牛としてホルスタインが飼われてました。

但し、乳を出すのはメスだけ。

でも子牛の半分は雄が生まれてきますよね?

で、生まれてくるホルスタインの雄の子牛に

どうにか付加価値を付けて売ることはできないか

という発想から肉牛生産の事業が

スタートしたワケなんです。

一方「肉牛」と言うと「黒毛和牛」

イメージする人多くないですか?

和牛、確かに美味しいですよね♪

サシ(霜降り)が多いのとかって特に

でもそれなりにイイお値段がして、

「脂っこい」と感じる人もいるかもしれない。

一方で、ホルスタインの肉の特徴は

「赤身」の美味しさなんだそうです。

たとえば200gのステーキを食べた場合、

和牛だと1枚でもうお腹いっぱいだけど、

ホルスタインはもう1枚

食べたくなるような感じ

昔は日本では和牛中心だったんで

スーパーとかで売ってるのは

輸入の牛肉しかなかったんだけど、

国産牛肉が一般に手に入りやすくなったのは、

こうして大規模なホルスタインの肥育が始まって

ホルスタインの肉が市場に出回るように

なったのも大きいそうですよ

というコトで、ココで飼育されてる牛は

すべて雄のホルスタイン。 ちょうど取材中にトラックが到着して

若い牛が20数頭牛舎に降ろされてったけど、

コレは生後7ヵ月齢くらいまで子牛を育てる

「育成農家」さんから搬入されてきた牛たち。

こうしてこのセンターでは、

7ヵ月から19~20ヵ月齢くらいまで

大体1年間ほど牛を肥育して

「しほろ牛」として出荷していくのです。

ちなみにコチラが出荷の近い牛たち。

丸々と成長して、体重は大体

750~900㎏くらいらしい。

茶色いのもいるけど、

全部ホルスタインだそうですよ。

ホルスタインも肉用牛になってるんですね~。

勉強になりました

皆さんもこれからスーパーで牛肉見かけたら

ちょっとこの話思い出してください

しほろ牛の話、続きまーす!

コメント

2 件のコメント

  • しの より:

    ありがとうございます。
    ホルスタインの雄、覚えておきます🐄
    ほんとにすごい規模だなあ。
    牛さん農家には感謝しかないです。

  • くま牧場長 より:

    こんばんは。そうなんだ。しほろ牛は一般に言われる和牛とはちがって雄のホルスタインが使われているのか。ためになった。スーパーとかの牛肉もそういうのあるのかな。

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