士幌のじゃがいも収穫。

カテゴリ/士幌町

昨日は撮って出し上げる余裕もなかったけど

日帰りで士幌に行ってましたー

今回の取材テーマは「じゃがいも」🥔

士幌は「牛とじゃがいもの町」というコトで

肉牛の話は前に紹介しましたが、

今はじゃがいも収穫シーズン真っ只中。

9/15(日)に僕もお邪魔する

「しほろじゃがいもまつり」

事前取材も兼ねての訪問でした。

 

そんなワケで、まずは収穫の様子から

見に行こうかな?訪れたのは士幌の市街地から

車で10分弱ほどの場所にある鎌田農場↑ご覧のとおりシューズカバー装着。

害虫対策しっかりしたうえで畑に入ります

ちなみに7月上旬の肉牛取材の頃、

じゃがいも畑はこんな感じ↓一面真っ白なじゃがいもの花

なかなか壮観でしたねー

ところが今はどうかと言うと……あれ、もう収穫終わっちゃった?

…って一瞬思うでしょ?

では詳しく聞いてみましょーねお話を伺ったのは、この農場を営む

鎌田 知昇(とものり)さん。

実はじゃがいもは収穫前に、

茎葉(けいよう)処理と言って

まず葉や茎を枯らすんですね。

更に収穫直前には枯らした葉や茎をカットして

いもを掘りやすくするんだとか。

なので収穫する時のじゃがいも畑は

一見何もないように見えるんですよ

ちなみに鎌田家はひいおじいさんの代に

士幌へ入植した農家で、鎌田さんで4代目。

じゃがいもの他にもビート(甜菜)・小麦・

豆類・スイートコーン・長いもなどを

作ってるけど、やっぱりじゃがいもが

メインの作物なんだそうです。鎌田さんちの畑は全部で41ヘクタール。

Fビレッジの総面積が32haらしいんで、

なんとその約1.3倍の広さ!

じゃがいも畑だけだと9.5haで、

この一角はその半分強の5.5ha。向こうの端まで約540mだって💦

いやー北海道サイズ!

 

ちなみに↑の写真に写ってる赤い機械は

じゃがいも収穫用機械「ハーベスター」

ハーベスターには今まで何度か

乗せてもらってるの

覚えてるヒトいるかな~?

大樹町とかでも乗ってましたが、

今回もお誘いいただいたんで

乗らせていただきましたよよっこい…しょーいち!いやーコレ見るの久し振りだな~!地中から掘り出されたいもが

次々に上がってきて、

コンベアーに乗せられていきますただ、中には石ころとか土の塊も出てきて

それはこっちの別のコンベアにハネられる。

動画の方が伝わりやすいかな?

こんな感じ↓

でも時々、石ころなんかが

いもに混じっちゃう時もあるんですよね↓で、北海道で出面(でめん)さんと呼ばれる

このお母様方が、そんな石ころとか

傷モノや青いいもなんかを

手作業でよけていくんです。僕も見よう見まねでお手伝い

 

まあまあデカいのが混じってた!↓

…とまぁこんな具合で

ひたすらじゃがいもを掘り続け…そして畑の向こう端まで行ったら

コチラのコンテナにいもを空けて

そしてまた往復…の繰り返し。

ちなみにじゃがいもの収穫期は、

一般的には8月24日~10月10日頃。

鎌田さんとこの収穫作業は

大体9月中に終わるそうで、

これは大体例年通り。

今年は気候も良く適度に雨も降ったんで、

多めの収量が見込めるそうですよ

たぶん今年は鎌田さんの農場で

370㌧くらい採れるんじゃないか、

って予想らしいです

士幌で生産されるじゃがいもは10品種。

加工用の品種が多いそうで、

一番作られてるのは「きたひめ」という品種。

きたひめはポテトチップスとか

コロッケなどの冷凍食品に

加工されることが多いみたいですね。きたひめは発芽しにくくて、

長期保存しても傷みが少ない…など

保存性が良いのが特徴だそうですよ他にも加工用として「トヨシロ」とか

「ハロームーン」なんて品種もあって、

たとえばトヨシロは「じゃがりこ」

原料として使われたりするらしい。ポテチも時期によって使われる品種が違って、

収穫後はまずハロームーンやトヨシロを使用。

そしてきたひめは長く貯蔵しても

糖分が上がりにくく焦げにくいため、

年明け以降など結構遅い時期に使われる。

こんなふうにポテチの原料も

品種を「リレー」していくんですね。

普段何気なく食べてるポテチだけど

ちょっと勉強になりました💡

ちなみに写真ではちょっと

ムズカシイ顔に見える鎌田さんですが、

スゴい真摯に受け答えしていただきました

実はファイターズ大好きらしく、

ユニにサインもさせていただきましたよ

最盛期のお忙しい中、

ご協力ありがとうございました!

 

次は収穫されたじゃがいもが運ばれる

貯蔵庫を見に行きまーす

コメント

5 件のコメント

  • いく より:

    ブログでおなじみのハーベスター!
    士幌町でもお手伝いお疲れ様でした☺️
    牧場で靴を消毒して入るの同様
    農場でも外から害虫を持ち込まないように徹底されているんですね〜
    イモの品種の違いで味も変わるのかな?
    15日は生産者還元用ポテチまた買ってこよーっと♪
    美味しいんだもん😋

  • くま牧場長 より:

    こんにちは。広い農地。僕がイメージする北海道の景色があった。B・Bみらい大志のおかげで大型機械が似合うようになってる。ポテトチップス好き。ポテロングの材料になるじゃがいもも北海道のどこかにあるんだろうなあ。

  • せいら より:

    B・B、お疲れ様です!

    初めて聞く品種が沢山だー😲
    農業の勉強にもなる、B・Bブログ😆

    手作業での選別、熟練の技だよねー。
    思わず、今金の安藤さんちでの選別時、頭抱えてたB・Bを思い出しちゃった😅

    それにしても【よっこいしょーいち】😱
    思わず吹き出したー🤣

  • しの より:

    士幌町、勉強になりました。
    じゃがいもと牛肉、よいですね。
    10品種🥔‼️
    選別作業、さまになってますね😃

  • くまさん より:

    このハーベスター、でっかいなぁー😆
    (うちにあったヤツと比べてw)
    品種、色々あるんですねぇ。トヨシロしか聞いた事ないや😅
    でんぷん質が高いのはポテチの原料になりにくいと(親父様から)聞きました。でも、某有名メーカーさんは高めに購入してくれるので、ホントはポテチの原料として栽培したかったそうです。◯ルビーさん、最強?🤭
    じゃがいもの話、ついつい自分の中で盛り上がりますw🤣

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目となります。