さて、一昨日まで「アエル」について
一通りご紹介しましたが、
実はアエルの施設の中で
もう1ヵ所案内された場所がありまして😉
それがコチラです↓らかん洞(どう)。
フンイキのある建物に
「木彫りの店です」と書いた看板。
一体どんな場所やら…
中に入ってみます。中には、所狭しと並べられた木彫りの数々😳これは…仏様かな?壁にはエスニックな感じの木彫りも。
そんな中、一人で黙々と
作業している職人さんがいました…。 ちょっとお仕事拝見させていただきます…😅静まりかえったお店の中で、
ただただノミを叩く音が響きます…。
その姿はまるで仙人。
お仕事の合間を縫って、
ちょっとお話を聞かせていただきました✍
こちらの方、お名前は堀敏一さん。
御年73歳です。
堀さんは島根県のご出身。
大工だったお父さんの残した木材を使って
高校生の頃から木彫りを始めたんだとか。
山登りも好きだった堀さんは、
山へ籠って厳しい修行をする
「修験道」(しゅげんどう)を行いながら、
更に木彫りの技術を磨いていきます。
そんな堀さんが惹かれたのは
江戸時代、全国各地に数千もの木彫りの仏像を
残したことで知られる、円空という修験僧。
その仏像は「円空仏」と呼ばれて、
北海道でも道南地方に多く残っています。
(僕も2013年、道南・上ノ国町の
212ロケで見に行ったことがありました)
そんな縁から北海道を訪れ、
修験道の一環として日高山脈の
「神威岳」(かむいだけ)にも登った堀さん。
そして、山を下りたらそこが浦河だった…
堀さんと浦河町との出会いは、
そんな偶然からだったらしいですよ😅
お店の名前の「らかん」とは、
漢字で書くと「羅漢」。
仏教の聖者を指すそうです。
全国各地には「五百羅漢」といって
たくさんの羅漢像を祀ってる場所がありますが、
堀さんもその五百羅漢像の製作に
取り組んだそうです😳
それがこちら!最初は25年の予定で作り始めたら、
なんと23年で完成したんだとか😳
こういった作品群を置く場所を
浦河で探していたところ、
「アエル」がオープンして4年後、
ちょうどその一角に空きスペースができて、
町の教育委員会などと相談した上で、
こちらの場所に「らかん洞」をオープン✨
今年で16年目になるそうですよ☝
なかなか波乱万丈の人生を送ってきた堀さん。
こーいう話聞くの、大好きです😁
最初見た時は黙々と作業してて
とっつきにくい人かな~…とか思ってたら…意外とお茶目でしたw
でも、魂込めて木彫りしてる姿見てたら
きっとすごく幸せなんだろうな~…って
うらやましく思えましたね☺
僕も仙人みたいな生き方していきたいです(笑)。
こちらの「らかん洞」、
営業期間は4月1日から10月末まで。
アエルの宿泊棟からすぐの所にあるんで、
気になる方はのぞいてみてくださいね😉
らかん洞さんとは…もしかしたら、
今後また何かの展開があるかもですよ~😁
コメント
3 件のコメント
何かの展開……あるんですね?😁楽しみにしてます😆
仙人みたいな生き方、ちょっと憧れますね😃何かに没頭して更にそれを極められたら幸せですねえ。BBなら仙人になれそう笑
こんばんは。うわ、B様こういうのめっちゃ好きそう。雰囲気持ってるなあ。修験道とか堀さんとんでもなく凄い人やん。このブログで円空さんの名前出てくるとは思わんかった。円空さんの生まれ故郷僕の住む県は違うけどほぼ地元。円空美術館行ったことあるし円空研究施設がある日本まん真ん中センターにも行ったことある。スマイルが特徴の彫刻で燕太郎っぽい表情かな。B様はくまだから弟子入りして木彫りのB☆B彫ってみようよ。鮭くわえてるやつ。
いい笑顔😊
B☆Bをイメージしたくま風羅漢像の木彫りなんて作ってもらえないかなあ。
よいお話、ありがとう😃