さて、それでは今回の浦河訪問について
レポートしていきましょー!
緊急事態宣言を挟んで、
約1ヵ月半以上振りの浦河。
今、その市街地を見下ろす高台にある、
とある名所が旬を迎えています。高台の上にある建物は、
浦河町ファミリースポーツセンター。その裏手に回ると…「ルピナスの丘」の看板。
ルピナス。
道外ではあんまり見る印象ないんだけど、
道外の皆さんご存じでした? こんな特徴的で美しい花を付ける植物。
北海道内では今くらいの時期に、
比較的多く見られます。
このルピナスが咲き誇る丘が、
この高台にあるのです。
スポーツセンターの裏手に出ると…あったー!
浦河港と市街地を見下ろす高台の斜面に、
一面のルピナスの花 ↑早速マイドローンを出動
上空から見ると、キレイに整備されてるのが
よくわかりますね
花畑の中をしばし散策…ルピナスの花って、212ロケの中でも
何度か見てきたけど、
美しさの中にも儚さがあって、
なんかとっても切ない気持ちになるんです。 丘にはルピナスだけじゃなく、
他の花もいろいろ
目を楽しませてくれます♪
このルピナスの丘、町とかが
公共で整備した場所なのかと思ってたら、
実は個人の方が作ったものだと聞いてビックリ
早速お話を伺ってみました。この土地を所有されている、
澤谷英勝さん・玲子さんご夫妻。ベンチに腰掛けて、じっくりお話を聞きます
この高台の斜面は、元々英勝さんの
お母様が所有していた土地。
昔は雑草や笹ヤブが生い茂る原野で、
もっと傾斜もキツかったそうです。
澤谷さんご夫妻はお二人とも花が好きで、
ご自宅でも庭造りをされているそうですが、
いつかこの丘を花畑にできればいいな、
という想いは以前からあったんだとか。以前、浦河町では町民ミュージカルが
毎年開催されていて、
ご主人がプロデューサーを務めていたんですが、
ある年の内容を実行委員会で話し合う中で、
「実はこの丘に花を植えたいと思ってる…」
という澤谷さんの想いから原作作りがスタート。
花は最初からルピナスと決めてた訳ではなく、
たまたま最初に友人からルピナスの苗を
3株もらったのがきっかけだったんだとか
そうして2000年8月に上演されたミュージカルが
「ルピナスの丘~いつも心に太陽を~」
という作品だったんです。
このルピナスの丘造りは
ミュージカルの製作と同時進行で
進められていって…↑コレは1999年頃の写真。
こうして重機を入れて雑草の根切りをして、
ダンプ50台分ほどの土を入れて
花が植えられるようになだらかに造成。
そして出演者の子ども達やスタッフが
種植えから手伝いをして…
初演の頃にはもうルピナスが咲いていたそうです
最初は今よりも小規模だったけど、
それから約20年間、少しずつ手入れを進めて
今のような状態まで作り上げてきました。
造成にかかった費用は全てご夫妻の自己負担
普段の手入れもほぼ2人でされていて、
草刈りや土木的な仕事はご主人、
花の手入れは奥様と、
上手く2人で分担して進めてるんだとか。
ただ、お二人の姿を見て
いろんな方々が協力してくれるようになって、
ルピナスに限らずいろんな花を
持って来てくれるそうですよお二人ともお歳は70代。
ご主人はもうすぐ80歳を迎えるそうですが、
この日も取材前ずっと手入れ作業をされてて、
とってもお元気な様子です
「身体が動く限り手入れを続けたい」
というご主人。
90歳まで現役で続けるのが目標だとか
お話を聞いていてイタく共感したのは、
「好き」が全ての原点、ってこと。
「しなきゃいけない」とかじゃなく
「したい」という気持ちが、お二人を
ここまで突き動かしてきたんだなぁ、と。
たとえば草取りの作業でも、
「あそこの草を取ってあげたら
あの花が引き立つかな…」
という思いがあるから苦にはならないし、
見に来た人が丘でくつろいでいたり
子ども達が走り回っている姿を見ることで
逆に元気をもらっているそうです。
コレ、スゴ~~くよく分かるなぁ。
僕らマスコットにも通じる部分多いし、
何の仕事でも根っこは同じだと思うんです。
「好き」とか「楽しい」が力の源になって
イイ仕事が出来る。
コレって究極に幸せなコトだと思いません?奥様曰く、花はとても正直で
「気」を入れてあげるとそれなりに咲いてくれるし、
間違った手入れをすると咲いてくれないんだとか。
こちら側だけの一方的な想いだけでは
必ずしも思い通りにはならないから、
様子を見ながら育てていく必要があるそうです。
この辺も、なんか僕らに通じる部分多いなあ。
ひとつの目標に向かって手を取り合って
生きているご夫婦の姿が本当に美しくて、
本当の幸せってこういうことなんだろうな~…
と、お話聞いてて胸をアツくしてました
花畑の一角にあったポスト。中にメッセージノートがあったので、
僕の気持ちをしたためておきました。今や浦河を代表する景勝地となった
ルピナスの丘。
澤谷さんご夫妻の想いが目一杯詰まった場所です。
見ごろは6月いっぱいくらい。
今はなかなか言いにくいけど、
コロナが収まったら、
皆さんぜひ見に来てください
コメント
9 件のコメント
こんばんは、くまさん。「あったー!」から嬉しさが伝わってくる。でもルピナスこっちでは全然見ないなあ。本当に特徴的な形してる。こんな形の花が近くで咲いてたらびっくりすると思う。花言葉とかもあるのかな。ルピナスの丘完成前の写真あまりにも別世界すぎる。そう考えると花の持つ力って凄い。一方通行では上手くいかないってジョッキーの武豊さんも言ってた。海の見える景色好きだしB様が訪ねた地だから実際見てみたいなあ。
昨年外出自粛中に塗り絵になった場所ですね🌼
「好き」が原動力って、こんなにも強いことなんだ!
御夫婦が二人三脚で花の手入れをされている姿、羨ましいです😌
私も生涯を掛けて続けたい事、見つけたいなぁ…
BBおはようございます!!
ルピナスの花、縦に咲く花ってけっこう珍しいよね。
うちの地元はツツジがキレイな街だったから、こうした自然豊かな丘に咲く花を見てると、ふるさとの景色に重なって帰りたくなります。
好きなことだからできるっていうエネルギーは、何事にも通じる頑張れる源だよね。
いまの仕事は辛いことも多いけど、仕事の好きな部分を探せばもっと頑張れるのかもしれないね。
コロナが収まったら行ってみたいです!
ルピナス…B.Bの浦河レポートで知りました。
ルピナスの丘、ご夫妻が作ってお手入されていることに驚きました!
行ってみたいです。
ベンチに座って海とキレイに設備された花を見てのんびりと過ごしてみたいなぁ。
B☆Bさん、お疲れ様で~す‼️
まず、トップ画像サイコー😃⤴️⤴️
【ルピナスの丘】何もないところから、20年強の年月を掛けてここまで造り上げただなんて…😲
【好き】だけじゃ無理なこともあるけれど【好き】が全ての原点❗️正に、そうですね❗️
90歳とは言わずに、お元気でいらっしゃるうちは、ずっと澤谷さんにお手入れしてもらうのが、お花たちも嬉しいに違いないはず🤗
奥様のお洋服の色も、ぴったりマッチしていて、とてもお似合い🤗
それにしても浦河町、見どころ多いなぁ✨✨
追伸→ルピナス=昇り藤とも言いますよね~‼️少し前までは、そっちの方がピンと来ました😅
我が家の近くの空き地、ぼーぼーの雑草の中に咲いてます。ルピナスって言うんだ~と改めて思いました。藤の花だと知ってはいたけど…藤といえば棚に下がった方がイメージしやすい…かな。
真っ直ぐのびて咲いている姿、なんかいいな、意志がちゃんとあるような感じがするね。
🌼
花とご夫妻😊いい景色ですね。
そこに🐻…BBだけにしてね。
久しぶりにコメントします!!最近お仕事でずーーんとなってブログ覗きにこれなかったので1ヶ月分くらい一気に読みました😂笑
交流戦とかグルメとか海外とかバラエティ豊かでB☆Bはいったい何者なのかと思いました😂いろんな経験をすると豊かな人生(熊生)になりますよね!尊敬です😊ムーミン好きなのでフィンランドのお話とかコメントしたかったな〜💐
あと雨竜の『にじ』の歌、幼稚園の頃よく歌ったりピアノ弾いて大好きな曲だったのでB☆Bも弾いていて嬉しかったです!!『新沢としひこさん』ですよね!!いつか聴きたい!!
それから…『好きが全ての原点』って大切な言葉ですね!私も豊かな人生になるようにもっと色々踏み出さねば!!と思えましたー😊ブログ読んで元気出ました!!!
長すぎてごめんなさい💦💦
いつもありがとうです😭
そのポストは数年前に『うらたび』と言う、浦河のいいところを巡ってスタンプラリーするイベントで建てられました。
当時役員もやらせていただきましたが、残念ながら今は残っていないイベントです。
懐かしく思いコメントさせていただきました!
ルピナスのお話、ご夫妻の花を愛する気持ち、よいですね。
こういう話ってうるうるきます。
ミュージカルがきっかけで作られた景勝地。花もみんなの気持ちもずっとずっと続きますように。